桃「杏さん、Poppo Caféの前の汽車ぽっぽ公園に何か建てられているわ。ロケットでも飛ばすのかしら…」
杏「なに言ってるの桃!盆踊りだよ!今年も汽車ぽっぽ公園に盆踊りがやって来たー!」
桃「まあ、盆踊りですって!?」
杏「ええ?桃、盆踊りを知らないの?昔の人はみんな盆踊りを楽しんでいるイメージだったけど…」
桃「聞いたことはあるわ。古くはお盆の供養のための行事と言われているわね。でも私のいた明治時代や大正時代には風紀を乱すものとされて取り締まられていて、ほとんど行われなかったのよ」
杏「え~!盆踊りができない時代があったなんて… よーし桃、今日は盆踊りを楽しんじゃおう!」
桃「たくさん出店がありますわね」
杏「そうだよ~焼きそば、おでん、かき氷… 全部くださーい!」
桃「もう杏さんったら!食べてばかりじゃなくて踊りを教えて下さいよ~」
杏「あ!『あられちゃん音頭』だ!べっくらこいた~♪ おこられちゃった~♪」
桃「小さな子どもたちもヤグラに上って楽しそうに踊っているわね!」
杏「そして『あられちゃん音頭』が終わったらお菓子配りだ!私にもくださーい!」
桃「杏さん!これは子どもたちしかもらえないのよ!」
杏「あれ?Poopo Caféに何か看板が出ているぞ… なになに?樽生シードルが200円の大サービスだって!ママも奮発したなあ~」
桃「テイクアウトで買いにいらっしゃる方もたくさんね!200円なら私のお小遣いでも飲めるかしら…」
杏「桃!これは大人にしか飲めないんだよ!」
桃「とっても楽しかったですわ!」
杏「小さな子どもでないからお菓子はもらえなかったし、大人じゃないからシードルも飲めなかったけど、こんなに踊れて食べられて…満足満足!」
桃「夏休み最後にいい思い出ができましたね」
杏「あ!夏休みの宿題終わってないの思い出した!」
桃「毎日ゴロゴロしているからですわ!」
杏「トホホ…やっぱり宿題の無い子どもか大人になりたいなあ…」
♡♡♡
杏も桃も、夏休み最後の楽しいお思い出ができたようですね!
国立市内では夏休みの間、毎年盆踊りが各地で開かれています。9月には谷保天満宮で菅公千百十五年式年大祭も行われるので、是非いらして下さいね!