【いままでのあらすじ】
谷保天満宮を散歩していた杏と桃は倉庫に隠れていたタクリー号を発見し、
旧車祭が開催されることを知りました。
今日12月4日はその旧車祭の日です。
天気にも恵まれ、杏と桃は天満宮に向かいました。
桃「うわあああ、天満宮の中にたくさんの車が並んでいますわ!」
杏「こんな光景初めてだよ…
他のところとあわせて200台も来てるんだって!」
杏「見て見て!このクルマ可愛いよ〜」
桃「こちらのクルマは空を飛びそうですわ〜」
杏「見たことのないクルマばかりだね」
桃「私も見たことありませんわ」
杏「桃の時代にはまだなかったのかな」
桃「あっ、タクリー号ですわ!!!」
杏「本当だ!この間はよく見えなかったけど、レトロな感じ~」
桃「この時代でも見られると思いませんでしたわ~ 感動です」
杏「第2会場の富士見台地区にも行ってみようよ!」
桃「まあ、こちらにもたくさん並んでいますわ〜」
杏「女優さんも来てるみたいだよ〜」
杏「これから大学通りをパレードするんだって!」
桃「歩道橋の上から見ましょうよ〜」
杏「お〜い!!!」
桃「乗り出したら危ないですよ〜」
杏「クラシックカーを間近で見るのは楽しいね」
桃「あっ、タクリー号ですわ〜」
杏「こんな風に当時も走っていたのかな」
桃「凄いわ…まさか走ってるところまで見られるなんて…(グスン)」
杏「桃、泣かないで~
きっと元の時代に帰れるよ!
それまでいっしょに国立の歴史や行事を発見していきたいね!」
桃「この梅林も愛おしく感じられますわ〜」
有栖川宮威仁新王一行が昼食会を行った梅林を見ながら
ちょっぴり感傷的になってしまった杏と桃なのでした。